1st Full Album「青少年」

​セルフライナーノーツ

「青少年」とは大体、若者、中学生から大体30歳前ぐらいまでかなぁ、

僕としては、大人と子供の間というニュアンスでタイトルをつけました。

ひょうきんで無邪気な子供(鼻メガネ)としっかり自立した大人のイメージ(スーツ)

を、ジャケットでも表現しております。

実際この頃の自分がそうでした。

素直になれなくて、大人になりたくて、でもなりたくなくて。

でもこの感情は自分だけじゃなかった。

活動を始めて色んな人に会うたびにそれは確信に変わっていきました。

自分のリアルな悩みと世間の悩みが合致した瞬間でした。

それを深く考えすぎずに、初期衝動のままに、素直に、包み隠さず、

リアルに表現できた作品だなぁと思っています。


M-1 「青二十才」

アルバムのリード曲です。

バンド活動から一旦足を洗って、

弾き語りでの活動を本格的にはじめるにあたって、

どういう曲が歌いたいのか、どういう曲が聴きたいのか、なにを歌うべきなのか

すごく考えて、考えて、考えて、結局分からなくって、どうしたら良いんだろう、

でもこうだったら良いな、こうしたいな。

っていう思いがそのまま詞にペーストされました。

二十歳になり、大人として生活する僕。大人のフリをして大人に混じって生活する僕。

やっぱり色んな厳しい試練がある。まだまだ青二才だな。と二十歳の頃に思ったので、

このタイトルになりました。



M-2 「恋は蜃気楼」

今や僕の代名詞となりつつあるこの曲。

恋愛中ってやっぱりどっかが麻痺してるんだろうなぁ。痛みを感じない。フワフワする。

失恋したら麻酔が切れて、いろいろ痛くなってくる。心も体も。重力を感じる。

そして見ていたはずの全てが一気に目の前から消える。見ようとしても出会えない。

掴もうとしても掴めない。ああ、きっとあれはあるはずのないものだったんだ。

恋愛なんて実際なかったんだ、その人なんていなかったんだ、ってめちゃめちゃ強がってる歌。

僕が当時好きだった人へ向けた歌です。二度と会えないみたいな別れ方をして、実際、物理的にも遠く離れてしまって、届くわけないんだけど、歌で有名になっていつか届くと良いなあと思いながら書いていたら、

数年後、実際届いてしまった。聞いたよ!って。お互い大人になって会って話せた時は感動したなあ。とても褒めてくれた。本当にありがたい。今となっては老若男女から受け入れられている曲です。


M-3 「ウインターソング」

2015年に、とある大会で本気で勝つために作った曲です。(結果受賞曲になりました)

ちょうど色んな迷いの時期でした。音楽、人生など。

この大会でなにも結果が出なければ潔く音楽をやめようと

人生最後の曲のつもりで書きました。

北海道という美しい雪国で生まれてさんざん生きておきながら

冬の曲を書かないわけにはいかない。というか、冬の曲なら誰にも負ける気がしない!

誰かに負けてたまるか!と決めて書いたから、

結果たくさんの方に聞いて頂いてとても嬉しいです


M-4 「3番線」

寝坊の歌。実際の場所は1番線でしたが語呂がいいので3番線にしました。


M-5「セツナ」

「3番線」「サイダー」と同じ日にレコーディングされました。

これもまた、18歳の頃に書いた失恋の曲。信じていたものが突然誰かに取られて居なくなるってしんどいよな。


M-6「だいどんでん」

2016年に札幌中心部で行われたイベント「だいどんでん」に出演するにあたり書き下ろした曲。

札幌中心部で歩行者天国の中でパフォーマンスを行うイベント。

歌うということ、パフォーマンスするということ、

シンガーソングライターとしてさらに一歩前に踏み出せたきっかけの曲。

「棚からぼた餅」「だいどんでん返し」はそれなりに起こる、起こせる。


M-7「ありがとう」

これもまた「だいどんでん」出演にあたって書いた曲。

地元ってコンプレックスだった。嫌な思い出しかなくて。

でもよく考えてみたらこの地元に生まれなければ今の僕は1000%居ないし、

今これをみているあなたにも出会えていないかもしれない。

そんな人たちに届けたくて書いた曲。それを地元の中心部で歌えるってよくよく考えたら

めちゃめちゃ幸せなことでした。


M-8「夜明け前」(編曲:チシマユウスケ,相馬 英彦)

超絶怒涛の実験曲。納期が迫る中、どこまでやりたいことを詰め込めるか。

8分の5拍子と8分の6拍子がメイン。アイリッシュ。ギターはアコギのみ。

それ以外は全て打ち込み。アウトロは8/8,7/8,6/8,5/8拍子で終わる。おそらくこの曲でしかできない。アレンジは相馬さんにも少し手伝ってもらいました。ありがとうございます。


M-9 「blossom」

何か他にない面白いことがしたい。そうだ、漫画本とCDをくっつけて売りたい。

そう友達に相談したら、友達の友達が漫画家目指してるからちょうどいい!ということで

漫画×音楽のコラボ企画として、この曲を書き下ろしました。

漫画のタイトルは「ネリネ」。彼岸花です。花言葉は「また会える日を楽しみに」

夢を追う兄と妹の話ですが切なくも前向きな漫画です。

あ、あと粋な計らいで漫画には僕もミュージシャン役で登場させてもらってます。

みんなにみて欲しいなー


M-10 「君がいた街」

元々こういう類の曲が得意なのかもしれない。

いつかのライブで「曲が全部暗いんだよね」ってスタッフさんにダメ出しされたことがありました。

そこからトラウマのように明るい曲を書こうとして

「だいどんでん」みたいな曲ができたわけなんですが、

やっぱり作ってて1番自分のコンディションがわかって

歌っている姿がしっくりくるのはバラードだったりメロウな曲だなぁと思うのです。

使ってみたかった和音も存分に使っている。

1分弱もあるエンディングは、曲の終わり方が分からなくて、フェードアウトする予定で演奏していたものを、相馬さんが「これいいじゃん!」って言ってくれて、そのまま使うことにしました。

詞は「セツナ」の続編です。


M-11「想像力」(編曲:相馬 英彦)

歌入れ当日になっても歌詞ができなくて、

何も考えずレコーディングスタジオの中で勢いだけで一気に書き上げました。

鼻歌のニュアンスから言葉を選んだのでパッと聞きじゃ意味わからんと思うのです。

一度歌詞を見て考えないとよくわからんと思うのです。だから「想像力」なんです。

考えすぎて煮詰めすぎたので、アレンジはエンジニアの相馬さんに一任しました。

(丸投げしてすいませんでした。)

この曲を作ることができたおかげで、次の千島につながるわけなんです。

こういう曲を書きたい、書いていこう。そうして次のE.P.「ジョクセ」ができたわけなんです。

この曲も要はジョクセの中をどう生きていこうか考えている曲なので、

「ジョクセ」に入ってもおかしくない曲です。


M-12「太陽みたい」

幸せってなんだろうって突然思って、曲の中でも実際言っちゃってるけど、

そんな事を考えながら生活していた時期がありました。

見つからなくて、だんだんと考えること自体が不幸な気がしてきました。

で、ふと思ったのは、嬉しいとか楽しいとか何気ないことや、

当たり前の中に幸せってあるんじゃないかなって気づいて

そこからバーっと曲にしました。

太陽自体は自らを燃やして、意味のない方向にも光を送っている。

けど、ちゃんとその頑張っている姿を見て嬉しい人がいる。

晴れた日が好きだっていう人は多いですし。

でも、「太陽ありがとう!」なんて言う人はきっといないと思う。

いたとしたらだいぶ変わってる。そう言う何気ない日々の中に幸せはあるんだと思う。

太陽いつもありがとう。

 
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